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美容室が使える助成金・補助金

美容室が使える助成金・補助金美容室の開業

今回の記事では美容室が使える助成金についてです。
美容室ならどの助成金を使ったらいいのか?
助成金・補助金の仕組みや制度についてを詳しく解説していきます。

申請すれば必ずもらえるお金ではないので、助成金ありきで考えてしまうと思わぬ自体を招いてしまいますが、資金調達の手段の1つではありますので、貰えるものは貰っておきたいですよね♪

 

 

美容室にオススメ「キャリアアップ助成金」とは?

美容室が使える助成金・補助金 | 美容室にオススメ「キャリアアップ助成金」とは?

キャリアアップ助成金とは、多くの美容室が活用している助成金です。
社会保険労務士さんも手続きに慣れている助成金ですので、比較的貰いやすい助成金です。
スタッフを新規で雇用される予定があるのであれば、多くのサロンで活用できる助成金になります◎

 

キャリアアップ助成金とは

有期雇用労働者、短時間労働者、派遣労働者といったいわゆる非正規雇用の労働者(以下、「有期雇用労働者等」という。)の企業内でのキャリアアップを促進するため、正社員化、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成するものです。

キャリアアップ助成金
キャリアアップ助成金の制度や支給要件等について紹介しています。

 

正社員化コース

正社員コースとは、有期契約労働者等を
・正規雇用労働者・多様な正社員等に転換または
・直接雇用した場合

 

このコースで受給できる助成金

有期雇用→正規雇用1人あたり 60万円(45万円)
有期雇用→無期雇用1人あたり 30万円(22.5万円)
無期雇用→正規雇用1人あたり 30万円(22.5万円)

※(  )の金額は中小企業以外

こちらのコースは2015年にあった、「正規雇用等転換コース」と似ており、
有期契約労働者などの非正規雇用の企業内キャリアアップを促進するための助成金です。
こちらの助成金は「キャリアアップ計画」等を作成し、提出することが必要です。

助成金の申請は、美容室のオーナー様でも可能ですが、
必要書類の確認・作成が必要で、期日を守って提出しなければなりません。
また、美容室によって合うもの・合わない助成金もありますので、注意が必要です。

ご相談などあれば、下記からお気軽にご質問下さい。
※弊社は社会保険労務士事務所ではありません。

 

 

そもそも助成金とは?

美容室が使える助成金・補助金 | そもそも助成金とは?皆さんは助成金についてどんなイメージがありますか?

美容室のオーナーさんからよく耳にするのは
『申請するのが大変そう』
『ウチの専属の社労士さんはあまりやってくれないんだよね』
『この前申請したんだけど失敗しちゃったんだよね』
など、助成金に対してマイナス面や、難しいイメージを、お持ちの美容室さんが多くいらっしゃると思います。
ただその仕組を理解すれば、自分のサロンが対象であれば申請しない手はありません!

後ほど詳しく説明しますが、多くの助成金を出している厚生労働省管轄の助成金であれば
書類の不備・期限の厳守・不正受給が無ければ、受給できる可能性はかなり高いです。(絶対ではないです。)

 

助成金とは

美容室が使える助成金・補助金 | 助成金とは助成金とは、「銀行・信用金庫・日本政策金融公庫等から受ける融資とは違い、一定の条件をみたすことで国から返済しなくていいお金が受給される制度」のことをいいます。

更にいうと、事業として新たに人を雇っていったり、新たな事業展開をする際に、国や各自治体から援助を受けられる仕組みです。

たまに融資と勘違いされがちですが
「いつか返済しないとダメなんじゃない?」
と思われる方も少なくありませんが、返済の必要は全くありません!

助成金は、そっくりそのまま会社の純利益とすることが可能です◎
逆をいうと、助成金の使い道を考えておかないと、思わぬ納税額になってしまうこともありますので、無理に使う必要はありませんが、課税対象になりますので認識しておいてください。

また、不正受給が発覚した場合など、返金義務が発生する場合もありますのでご注意ください。

 

助成金はどこから出てるの?

美容室が使える助成金・補助金 | 助成金はどこから出てるの?助成金のお金はどこから出ているか知っていますか?

実はあまり知られておりませんが、美容室が活用できる多くの助成金原資となっているのは、企業が納付している雇用保険料です。
もっと大きな分類をすると、社会保険料から助成金の費用は捻出されているんです。
(設備関係の助成金・補助金の原資は異なります)

要は、国としては雇用の促進の為にこういった補助をすることで、企業が1人でも多くの社員を雇うことができるようになる、そういった目的があります。
なので、社会保険料の使い道の1つに、助成金という制度があり、雇用保険料は、被保険者の失業や再就職の際に給付される各種手当だけに使われているのではなく、企業の健全な事業発展の為にも使われているのです。

一概に助成金といっても、様々な種類や特徴があります。

それぞれの助成金には、管轄があり書類の提出先が『厚生労働省』『経済産業省』など、多くの公的機関から発行されていたり、国として全国で公募しているものから、市区町村や地域自治体が行っているものもあります。

同じ助成金や補助金がある訳ではなく、情勢によって新たな助成金が生まれたり、なくなっていったりしています。
コロナ関係の助成金制度が最たる例であり、経済が落ち着いてきたらきっとなくなっていくと思われますが、代わりに新しい助成金や補助金制度が導入されていくはずです。

その時々で活用できそうな仕組みが新たにできている可能性もありますので、こまめにチェックしてみてください◎

 

そういった理由から、美容室でも活用しやすい雇用系の助成金を申請を依頼する社会保険労務士さんにも、普段出し慣れている種類の助成金もあれば、初めて申請する助成金もあります。

依頼する社会保険労務士さんを選定する際にも、どんな助成金の受給経験があるのかを確認した方が良いでしょう◎

 

助成金をもらえる最低条件は?

美容室が使える助成金・補助金 | 助成金をもらえる最低条件は?助成金には、各コースにそれぞれに、様々な条件があります。
助成金をもらうためには共通の必須条件があります。
その中でも、業務形態ごとにそれぞれ条件が異なっています。

 

個人事業主の場合

美容室が使える助成金・補助金 | 個人事業主の場合

  • 就業規則の作成(就業規則に準ずるもの)
  • 労働保険への加入労災保険・雇用保険

 

法人の場合

美容室が使える助成金・補助金 | 法人の場合

  • 就業規則の作成(就業規則に準ずるもの)
  • 労働保険への加入労災保険・雇用保険・社会保険への加入社会保険・厚生年金

法人事業の場合は、社会保険加入は必須です。
助成金申請をして、社会保険の未加入がバレてしまい、強制加入させられてしまったというサロンさんがあります。
もちろん社会保険加入は義務なんですが、まだ整っていないサロンさんも少なくありません。

雇用を促進するための助成金なので、雇用環境が整っていないのであれば手痛い事態を招いてしまうのでご注意ください。

 

美容室に最適な助成金ってどんなの?

美容室が使える助成金・補助金 | 美容室に最適な助成金ってどんなの?助成金には様々な種類や条件があります。

その中でも美容室さんにオススメなのが
「キャリアアップ助成金の正規雇用等転換コース」です。

厚生労働省が発表している概要は下記の通りとなっています。

有期雇用労働者、短時間労働者、派遣労働者といったいわゆる非正規雇用の労働者(以下、「有期雇用労働者等」という。)の企業内でのキャリアアップを促進するため、これらの取組を実施した事業主に対して助成をするものです。

ちょっと難しい言葉が並んでいますが
採用するときに正社員ではなく、有期契約社員として採用した後に、一定期間(最低6ヶ月)が立った後、正社員に転換することで受給できる助成金です。
期間限定で雇った人材を、一定の期間を経て、正式に雇用する場合、助成金が受給できるという事です。

なぜこの助成金がオススメかといいますと「サロン側の負担が少ない点」です。
サロンさんが実際にする作業は、先ほど記載した最低条件の整備と、有期契約社員に対しての給与の設定などです。
あとは申請を依頼する場合社会保険労務士さんに任せれば大丈夫です!

※オーナー自身で申請する場合は各書類を不備の内容に記載し、各省庁に提出することが必要となります。

 

他の助成金や補助金について

美容室が使える助成金・補助金 | 他の助成金や補助金について他にも助成金は多くあり、受給金額が大きいものもありますし、先程も触れましたが新しい助成金も多く作られています。
コロナの影響が少なくなってくれば、それに伴って雇用を促進するような助成金も生まれるかもしれません。
ただし、助成額が大きければ大きいほど、申請手続きや必要書類の難易度が上がると言っても過言ではないでしょう!

助成金によっては、サロン側で教育カリキュラムを組んだり、スタッフさんがカリキュラムに対しての感想文が求められたりします。
一般的な会社であれば可能かもしれませんが、美容室さんにとってはかなりの負担と言えます。

サロンワークに加え、日々の練習にプラスしてこのような業務があると、オーナー・スタッフ共にとても大変です。
苦労して求人し、やっとスタッフの入社が決まったのに、サロンワーク以外で負担が大きいとサロンを辞めるきっかけになってしまいます。

先にも書いてありますが、申請すれば確実に貰えるものではありません。
特に補助金に関しては、申請条件が整っていれば申請は可能ですが、助成金に比べて受給できる確率はかなり低いと思っていた方がいいでしょう。

雇用促進ではなく設備や新規事業の為の補助金などは、多くの金額を受給できるものもありますが、申請後も計画どおりに進んでいるか?
実際にどうプラスの影響があるかなど、後追いもしっかりしてくるものも多くありますので、簡単には受給できません。


助成金や補助金を当てにして動いてしまうのは怖いことですので、新たに始めようとすること、導入することに対して助成金がある、貰えたらラッキーくらいの気持ちでいた方がいいと思います。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

せっかくの仕組みなので、できるだけ活用みてはいかがでしょう?
貰えるものは貰っておきたいですよね!

しかし仕組みは理解できたとしても、必要書類の準備や提出等普段のサロンワーク以外の負担がかかってしまい、本業が疎かになっては本末転倒です。

実際に自分で申請される方もいらっしゃいますが、その手間や時間を考えると依頼してしまった方が得策のように思います。
依頼するのであれば、着手金を支払う社会保険労務士と、成果報酬型の社会保険労務士がいるのですが、確実に貰えるものではないので、トータルの費用が多少上がってしまっても、成果報酬型をオススメします。

美容業界に特化している社会保険労務士もいるので、できれば美容業界の知識が豊富な方に依頼されたほうがいいと思います。
業界を知らない方だと、場合によっては門前払いされてしまうケースも・・・

より詳しい助成金のお話や相談等は下記の方からお問い合わせ下さい。
何回でも相談は無料で受け付けております。
求人でのお悩みもご相談ください。
※弊社は社会保険労務士事務所ではありません。

 

こちらの記事では、美容室経営をサポートしてくれる士業のご紹介しています。
是非参考になさってください。

美容室経営をの強い味方!士業とはどんな職業?
美容室経営を行っていく上で、1人ではどうすることも出来ない事が多々あります。 そんな時に代わりに行ってくれたり、サポートしてくれるのが『士業の方々』です。 美容室経営をこなっていく上で、これら士業方々との関わり方1つでオーナーさんが自分の仕事だけに集中する事も可能になります。

 

 

 

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