美容室開業の資金不足を助ける3つの方法【メリット・デメリット】

美容室開業の資金不足を助ける3つの方法【メリット・デメリット】

美容室をオープンするにあたって、多くの方は数年前から自己資金を貯め、事前準備をある程度整えてから開業をされる方がほとんどです。

そういった準備をしていても、思っていたより開業資金がかかってしまったり、総予算に対しての見積もりが甘かったりした場合、自己資金と融資額だけではどうしても予算が足りないケースがあります。

また、働いていたサロンの急な環境変化や閉店などの影響によって、準備不足のまま急遽独立する事になる方もいたりします。

開業時の資金不足は、開業後のオーナー自身の資金面のみならず、精神面でも大きな影響を生むことになるでしょう。運転資金が少ない中での出費は精神を病みますからねw

そうはならないよう、一時的な処置にはなってしまいますが、事業の見通しが立っているのであれば十分効果的な方法をいくつか書いていきます。

 

内装の一部、美容器具をリース契約にする

まず1つ目がこれ。

内装の一部や美容器具をリース契約にする事により、手元に現金を残す方法です。

具体的にはエアコンや加温器、ミストやデジパーなどが多いですが、一昔前には店舗ごとリースにして、ガンガン出店させていた業者もあったようですが、そこは色々問題が発生して今は潰れてしまったみたいですねw

そこまで極端な話ではなく、美容器具も含めて一部をリースにするって事です。

 

リース契約とは?

そもそもリースって何?ってところを軽く説明しておきたいと思います。

ローンと何が違うの?って思う方もいるかもしれないので、今更聞きづらい方はここで勉強しておいてください。

ローンは分割でその商品を買う。というイメージですが、リースはそもそも買い取りではなく、レンタルのような物なんですよね。

要するにリース契約とは、リース会社がその商品の所有者でそれをレンタルして使用する為、その使用料をリース会社に月々支払う契約の事です。

なので、普通にローンを組むよりも利息は若干高めの設定になっていて、契約自体は通常5〜6年が多いのですが、先程も書いた通り、その機材の所有者はリース会社なので、契約満了時に再リース契約を結ぶのか買い取るのか、もしくは契約を破棄するのか選択するわけです。

そしてリース会社の審査があり、そこを通過しないとリースが組めないので、リースを考える場合、早めに予備審査(予審)を通しておいた方がいいですよ。

まとめると、ローンは分割で商品を買い取るので所有者は自分、リースはリース会社が買い取ったものをレンタルし使用料を支払い、所有者はリース会社、って事です。

 

リースのメリット・デメリット

人によって買い取るよりもリース契約の方が得。なんて方がいますが実際のところはどうなんでしょう?

これは税理士の先生方にも聞いて、実体験も含めて判断すると、場合によってどちらにもメリット・デメリットがあるので、どちらがいいとは簡単に判断するのは難しいんですよね。

逆にどちらのほうが絶対に得!と言い切れる方がいたら、その根拠を教えていただきたいくらいですw

買い取った場合、一時的に出費がありますが、総合的に支払う金額は少なくなりますし、更に自分の物になります。

リースの場合、月々の支払いになるため、現金を蓄えておくことができたり、その時の資金不足を補ってくれる代わりに、利息が若干高く、所有者はリース会社なので、最終的には買い取るか再リースかの判断が必要になってきます。

よく、リースは経費になるから得!なんて声を耳にしますが、買い取っても経費ですからねw

償却期間(その物の価値によって、経費にする年月が変わってくる減価償却)が違うだけで、どちらも経費になるので、やはりケースバイケースで使い分けるのが正しいんでしょうね。

判断基準を付け加えるとすれば、5〜6年で買い替えがスムーズに出来るものを優先してリースにするといいんじゃないでしょうか。

シャンプー台などは基本買い換える事はないと思いますが、セットイスやローラー、ミストの機材やデジパーなどは買い換える可能性もありますし、設置されていないので工賃もかかりませんので、そういったものからリースにしたほうが良いと考えています。

 

開業時に応用すると

リースを開業時に活用するとすれば、思った以上に開業費がかさみ、運転資金が考えていたより確保できそうになかったり、自己資金不足から借入金額を増やそうと思っている金額分をリースに回して借入額を抑える。

そんな活用方法になります。

例えばシャンプー台を予算が足りないため、中古にしようかと思ってる。

そんな時にリースを活用すれば、資金不足を補い欲しいものを設置出来るわけですね。

妥協して中古やグレードを下げるくらいなら、リースでやり繰りした方が、将来かかってくる費用も考えたときには、トータル的に出費額も削減できると思っています。

 

それと開業時の融資のハードルは1000万までと1000万以上の融資では難しさや条件が大きく変わってくるんです。

明らかに融資額1000万を超えることがわかっている場合は借入額を増やすしかないですが、あと100万あれば!なんて時には一部リースを活用する方が開業まではスムーズになるでしょう。

注意点としては、リース額が増えると月のランニングコストが上がるため、何でもかんでもリースにしてしまうと、借り入れの返済+リースになるので、1000万以上融資より月の出費が大幅に増えてしまうかもしれません。

例えば1500万の融資を受けた場合、全て10年返済で組めれば月の支払いは

1500万÷10年÷12ヶ月=月々12.5万の返済になります(利息は別途かかりますが、ここでは計算しません)

それを1000万の融資と、500万のリースにした場合だと

1000万÷10年÷12ヶ月=月々約8.3万の返済と

500万÷5年÷12ヶ月=月々約8.3万のリース料、合算すると16.6万の費用が月々かかってきます。

差額の4.1万をどう感じるかはそれぞれですが、多くの独立をお手伝いし、開業後のオーナーの声を聞いている私としては、やはりランニングコストは抑えたいと思ってしまいます。

ケースバイケースで、家賃やそれ以外のコストも含めて負担の少ないレベルでの活用をオススメ致します。

 

意外と知られていないディーラー分割払い

これ、おおっぴらに書いていいのかな?と思いつつも。

私がディーラー時代に普通にやっていたので、まあ問題はないかと思いますが、出来るディーラーさん出来ないディーラーさんがあると思うので、確認はしていただきたい所ですが、開業時の美容器具って結構費用がかかるので、ディーラーで分割ができるんです。

 

場合によってはリースより活用できる

これ単純に分割にしているだけなんで、基本的には利息もつかないんですよね。

更にリースにはリース会社の審査があり、そこが通らなければリースを組めないんですが、ディーラーさんが分割にしてくれるので、審査などは必要ありません。

開業からある程度の売上見込があるけど、どうしても少し現金を取っておきたい!なんて時にオススメです。

ディーラーさんから購入する器具が仮に300万あったとして、これを3回に分割できれば、初月の支払いを100万に抑えることができ、200万の現金を手元に残しておくことができるんですよね。

開業時は数ヶ月支払いが伸びるだけでもだいぶ金銭的にも精神的にも楽になるかと思いますので、これも結構有効的な資金不足対策です。

 

デメリットとして、回数には制限がある

とはいえ、これはディーラーが好意で行っているサービス?なので、分割回数には制限があります。

大体多くても3回が限界なんじゃないでしょうか。

ディーラーが代わりに支払いをしておいてくれるわけですから、あんまり回数は増やせないんですよね。

一時的な資金不足を補うには有効的ですが、長期で不安があるようであれば、リースの方が有効的かもしれません。

 

あとは礼儀として

ディーラーの好意としてやってくれる事ですから、その他の材料やそのディーラーさんとの付き合い方は、しっかりメインとして考えていかないといけませんよね。

売上が上がったから良いんじゃない?ではないってことです。

少しでも力になりたいという好意を無碍にすると、もしかしたら手痛いしっぺ返しがあるかも?ですw

よっぽどのことがあったら致し方なし、ですけどね。

 

居抜きや中古の活用(その他諸々)

最後に個人的にはあまりオススメはしていないのですが、居抜きや中古器具を活用した資金不足を補う方法です。

3つの中では一般的に知られていて、活用している方も多いんじゃないでしょうか?

さらに上記の2つよりも確実に開業費を抑えられますから、そういった意味では活用の幅は広いですよね。

オススメしない理由は、ただ単に否定するわけではなく、この方法は時期が制限されるリスクがあるってことです。

 

居抜き物件はタイミング次第で開業になる

開業時期は物件次第なので、思ったタイミングでの開業が通常より難しくなります。

今現在、一昔前より居抜きの物件は増えていますが、通常物件よりもやはり数は少なくなり、エリアや店舗規模を妥協しなければいけないケースが多いんです。

気長に条件にあった居抜き物件を待つか少し妥協をして開業するか。

判断が難しいところですよね。

通常のテナントを探す場合、家賃などもおおよそ目安をつけて探すと思うんですが、居抜きの場合、内装費等が抑えられるので、多少家賃が高くても契約してもいいかな?と勘違いや錯覚が起きてしまいがちですが、初期費用とランニングコストは別物なので、しっかりとした判断が必要です。

自分で計画していたサロン規模やコストを妥協すると、長い経営生活に支障をきたすかもしれませんね。

とはいえ、開業予算は圧倒的に安く仕上げることも事実なので、まるっきり反対というわけでもないですし、気長に開業を待てる状態であれば全然オススメですので、誤解のないように。

 

中古の美容器具についての見解

先に個人的な見解を書いておくと、生命線になるような機材を中古にすることは反対なんです。

生命線になる機材というと、シャンプー台やボイラーですね、設備でいうとエアコンも含むって感じです。

上記の機材が故障したら、営業ができなくなるレベルの被害がでる可能性があるんですよね。

ほにゃららガレー○とかのシャンプー台よりはよっぽどタカ○の中古の方が良いと思いますが!!

お客様に快適に過ごしていただく為の設備なので、できれば中古である形から選ぶのではなく、使い勝手や座り心地から選びたい所ですよね。

結果、選んだ形の中古があったのであれば、そこは費用次第で中古の選択もありかと思います。

もし中古という選択をするのであれば、加温器やデジパー、セットイスなどの割とすぐに買い換えられる機材、がおすすめです。

初期としては資金不足でも、経営状況によってはすぐに買い替えが出来るものを中古にしておくと、資金ができればすぐに変更できますからね!

これがエアコンやシャンプー台だったとすると、工事が必要になったりするので、場合によっては営業をお休みしたりしなければいけなかったりするケースもあるので、もったいないですよね。

今の現状ももちろん大切で考えなければいけませんが、将来の事も考えて選択していかないと、結果的にもったいない事になったり、思わぬ事故で被害を被るかもしれません。

 

今回書かせていただいた事は、それぞれ慎重に選択するのはもちろんですが、いざという時の方法です。

最初から当てにして予算を組んでしまうと、その方法が使えなかった時に開業計画が頓挫してしまう恐れもあるので、まずは自己資金と融資を合わせた総予算内で、しっかり開業できるような事業計画の作成は必須になりますので。

予算をどこにかけるか?どこを節約するか?その辺りも経営の始まりですから、しっかりと考えていきたいですよね。

 

 

念のため今一度書いておくと、今回ご紹介した方法は必ず出来るとは限らない方法も書かせていただいてますので、それぞれディーラーさんなどに実際に活用できるか確認の上、ご活用下さい。

特にリースについては、リース会社の審査が必要になる事と、やりすぎてしまうと月々のランニングコストが上がってしまうので、慎重な金額設定が必要になる事を忘れないようにしてください。

活用できることはしっかり活用して、スムーズな開業を目指しましょう!

 

 

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